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ゲーム制作は、以前と比較して開発環境が整っているため、意外と簡単にできるようになりました。ただし、基礎的なプログラミングの知識がないと開発は困難です。また、プログラミングしたものをデバッグする作業も必要です。
それでも、初心者でもゲーム開発できる場合があり、チャレンジしたい人も少なくありません。この記事では、ゲーム開発に必要なスキルやツールを解説します。ゲーム開発に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
近年、CGなどのグラフィック技術の向上に伴いCG・ゲーム業界が盛り上がりをみせています。そんな成長し続けているCG・ゲーム業界で働きたいという方も多いのではないでしょうか。CG・ゲーム業界で働きたいのであれば、クリエイティブアカデミーでCG・ゲームについて学ぶのがおすすめです。クリエイティブアカデミーの特徴は以下のとおりです。
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ゲームを製作する場合、主に以下の流れで進めます。
各フェーズの詳細について、解説します。
ゲームを製作する場合、どのようなゲームを開発するのかの構想をまとめることからスタートしなければなりません。思い付きでゲームを開発しても、思うような作品には仕上げることは不可能です。
ゲームの構想をまとめる場合、どこから着手しなければならないルールはありません。最初にイラストを作成したり、ストーリーをベースに考えたりするのも良いでしょう。また、音楽を先にイメージしてからシナリオを作成するケースもあります。
構想を練る際には、誰にどのようなゲームを遊んでもらうかをイメージすることが重要です。
どのようなゲームにするのかの構想を練ったら、仕様書を作成するステップに移行します。仕様書とは、構想をベースとして、ゲームを製作するために具体的な言葉や数字に落とし込んだゲームの設計図です。作成したゲームの仕様書に従い、実際の作業を行います。
仕様書が曖昧な状態でゲームを作成すると、スタッフがそれぞれ担当しアウトプットしたものをまとめても、ゲームが完成しません。以上から、ゲーム開発の仕様書を作成する場合、頭のなかで練ったイメージを言葉や数字で表現できるかが重要です。
ゲーム開発にあたり、ツールの導入は必須です。ツールにはさまざまな種類が存在するなかで、完成したゲームをプレイするデバイスに対応したツールを探してください。また、メインで使用する開発用デバイスに対応したツールでなければなりません。
代表的な環境としてWindowsがMacありますが、マルチ対応していないツールもあるので注意しましょう。ツールには有料版と無料版が存在します。いきなり有料版を使用して失敗する可能性があるので、最初は無料版を利用することをおすすめします。
有料版のトライアル利用が可能な場合もあるので、有効活用しましょう。
どのようなゲームを開発するのかの構想が固まり、ツール関係の準備が進んだら素材集めのステップに移行します。素材とは、ゲーム内で使用するキャラクターや音楽を指します。ゲームをプレイする側からすれば、魅力的なキャラクターや盛り上がる音楽があると魅力を感じるものです。
ゲーム開発チーム内に、デザイナーや作曲家がいる場合は、仕様書に従って作成してもらいます。初心者の場合、素材をすべて自分で準備するのは非常に大変です。そこで、ゲーム素材を取り扱うサービスを利用して準備するのがおすすめです。
素材の準備まで完了したら、実際のプログラミング作業に入ります。プログラミングによって、素材をゲーム内で動作させられます。プログラミングは、素材に命を与える作業となり、ゲームが形になっていくことを実感できるでしょう。
プログラミングは、主に以下のプログラミング言語を用いて実施します。
それぞれのプログラミング言語には癖があるので、事前に学習サービスや教材などを用いてスキルを磨くと良いでしょう。
プログラミングまで完了したら、テストプレイを実施します。テストプレイでは、正常にプレイできるかをチェックしていきます。また、ゲームバランスについても細かくチェックしなければなりません。
テストプレイにおいて不具合を発見したら、修正して再びテストプレイを繰り返す必要があります。すべて完成したタイミングではなく、ある程度の区切りでテストプレイしていくと、修正があった際の範囲を最小限に抑えられます。
また、あらゆるパターンを想定してテストプレイをしないと、バグを見逃すケースがあるので注意が必要です。
ゲーム制作に必要なものとして、以下の準備が必要です。
それぞれに必要なものの詳細は、以下のとおりです。
初心者がゲームを開発する場合、いきなりプログラミングによる開発はハードルが高いものです。そこで、プログラミングの知識がなくてもゲーム開発できるゲーム制作ソフトを導入するのがおすすめです。代表的なゲーム制作ソフトとして、Maker(ツクール)シリーズがあります。
RPG Makerやアクションゲームツクールなど、特定のジャンルに特化したソフトもあります。自分が開発したいジャンルに強みがあるゲーム制作ソフトを導入すれば、手軽にゲーム開発が可能です。スペック面で不満がある際は、入門編として導入すると良いでしょう。
ゲーム開発において、ゲームエンジンの準備が必須です。ゲームエンジンとは、ゲームを開発する際に必要な機能が集約したソフトウェアを指します。ゲームエンジンを使用すれば、プログラミングに関する専門的な知識がなくても、ゲーム開発が可能です。
世界的に有名なゲームエンジンとして、「Unreal Engine」があります。また、Unityが用いられるケースもあります。いずれも、高度なゲームを開発できるので、ゲーム制作ソフトではなくゲームエンジンを使用した方がおすすめです。
メジャーなソフトは、関連ツールも多くあるので、使いやすい特徴もあります。
ゲーム制作ソフトやゲームエンジンを用いてゲーム開発するにあたり、パソコンは必須となります。ゲーム開発に必要なスペックの目安は、以下のとおりです。
ゲーム開発において高度なスペックは必要ありません。一般的に購入できるパソコンのスペックでも、十分用が足りるのです。ただし、快適なゲームの開発環境を整えたい場合は、必要なスペックが揃ったマシンが必要です。
また、マウスやキーボードについてもゲーム開発するうえで操作しやすいものを導入すると良いでしょう。
ゲーム開発において、インターネット環境の整備は必須です。チーム間で情報共有しながらゲーム開発する場合、ネット回線を用いてデータのやり取りなどを実施しなければなりません。インターネット回線が安定していない場合、パソコンの動作が遅くなってしまいます。
また、素材をダウンロードして利用する場合、インターネットの速度が遅いと準備に時間がかかります。ほかにも、各種情報の入手を行う際にインターネットは欠かせません。可能な限り、光回線を導入して安定かつ高速通信できる環境を整えましょう。
ゲーム制作ソフトやゲームエンジンを利用する場合、基本的にはプログラミングしなくても開発できます。ただし、プログラミングに関する知識が不要なわけではありません。プログラミング知識があると、自分の開発したい理想のゲームを追求できます。また、バグが発生した際、原因の特定が可能です。
プログラミングに関する知識は、書籍やインターネット上の情報から入手できます。また、本格的にプログラミングを学びたい場合は、スクールに通学するなどで学習できます。ハイクオリティなゲームを作りたい方は、プログラミング知識を身につけましょう。
ゲーム制作で必要となる素質やスキルとして、以下が挙げられます。
それぞれの項目の詳細について、解説します。
ゲーム制作において、プログラミングスキルがあると便利です。各種ツールを利用すれば、基本的にはプログラミングしなくてもゲーム開発が可能です。ただし、プログラミングスキルがあるとゲーム内において表現の幅を広げられます。
ゲーム内に登場するキャラクターの動作も、プログラミングによって自分のイメージどおりに動かせます。ゲーム制作をするうえで、どのようにプログラミングすれば良いかを想像しつつ、必要なスキルを習得しましょう。また、プログラム言語によって細かい特徴は異なるため、どの言語のスキルを習得したいのかを明確にしましょう。
ゲーム作成において、デザインスキルも重要です。デザインとは、キャラクターの見た目や背景などを考える、キャラクターデザインを想像しがちです。実際には、それ以外にゲーム画面内にオブジェクトを適切に配置するためのレベルデザインが必要となります。
さらに、見やすくて使いやすいUIを作る、UIデザインも考えて開発しなければいけません。同じ素材を使用しても、デザイン次第で人気ゲームになるかどうかが決まります。そのため、デザインスキルを向上させることが、より魅力的なゲーム開発を行ううえで重要となります。
ゲームプランナーではプランニング力が問われる傾向にあります。ゲーム開発において、重要な役割を果たす人材としてゲームプランナーがいます。ゲームプランナーは、ディレクターの指示を受けて、マップデザインやステージの構築といったゲームの根幹を作成する役割です。
また、仕様書を作成するのも、ゲームプランナーの重要な役割です。さまざまな設定を企画する役割も担当しなければいけません。相手を納得させるためにプレゼンテーション能力も必要です。ゲーム開発において、プランニング力は特に重要です。
ゲームの世界では、非現実的なテーマを表現する場合が多いため、想像力が必要です。ゲームは、プレイする人をおもてなしするコンテンツという側面があります。プレイヤーにゲームを楽しんでもらうためには、独自性の高いシステムや世界観を構築することが重要です。
また、ゲームを遊ぶ人の立場を想像し製作するためにも、想像力は欠かせません。ただし、ゲーム制作において想像力だけあれば良いわけではありません。想像したものを、実際のゲームとして具現化できなければ意味がない点に注意してください。
ゲーム開発では、専門的な知識は必要とされません。ただし、人気ゲームを作るためには、必要となる情報を収集する能力が必要です。市場のニーズを把握して、いかに多くの人に遊んでもらえるゲームを製作できるかが重要です。情報収集スキルには、ツール関連の最新トレンドといった情報も含まれます。
情報収集以外では、分析力も重要なスキルです。ゲームの面白さや、面白い理由などを深掘りできれば、得られた分析結果をベースにゲーム制作が可能です。理詰めで分析できる能力を持ち合わせていれば、ゲーム開発で役立つでしょう。
ゲームを作るにあたり、特に重要なポイントは以下のとおりです。
各ポイントについて、詳しく見ていきましょう。
ゲーム制作は一筋縄では行えず、困難がつきものです。開発期間もゲームの内容によっては長くかかる場合があります。長期にわたるゲーム開発において、途中で挫折してそのままゲーム制作に苦手意識を持ってしまう場合も珍しくありません。
ゲーム開発で挫折しないように、ゲームの設計図となる仕様書はしっかりと作り込みましょう。そして、完成までやり遂げられるように進められるかがポイントです。
ゲームに登場するキャラクターや音楽、そしてゲームアイデア自体の権利関係を守ることが重要です。ほかのゲームで登場するキャラクターを模して製作した場合、著作権法違反となる場合があります。違反行為が発覚するとゲームの販売停止や回収騒ぎに発展するかもしれません。
素材としてフリー素材を使用している場合も、商用利用は禁止されている場合があります。また、クレジットの表示が必要な場合もあるので注意してください。
初心者がゲームを制作する際は、最初から難易度の高いゲームにしないことが重要です。いきなり長編ゲームや複雑な設定のゲームを制作すると、自分の技術力が足らず途中で断念することもあります。
どれだけ力を入れていたプロジェクトでも、日の目を見なければ意味がありません。そこで、最初から難しいゲームの開発を目指さず、ゲームの制作工程に慣れる意味でシンプルなゲーム制作からスタートしましょう。
ゲーム制作において重要となるのが、1つの作品を完成させて公開できるかどうかです。ゲームを最後まで完成させれば、企画からプログラミング、テストプレイまでゲーム作りの一連の流れを把握できます。また、公開して遊んでもらうことで、モチベーションの向上にも繋がります。
経験を積むことで、効率的なゲーム開発が可能です。経験を積む意味で、1つのゲームを作りきりましょう。
ゲーム制作において、思うようにキャラクターが操作できない場合があります。また、バグが発生した際、修正しても直らないケースもあるでしょう。一般的な情報を得て対応できれば良いものの、結果として情報をみつけられずに対応できない場合も多いです。
そこで、ゲーム制作のプロにアドバイスをもらう方法がおすすめです。特に、実際にゲームプログラマーから指導を受けられるスクールに通うと、困ったことがあれば気軽に質問できます。
ゲーム制作に向いている人の特徴は以下のとおりです。
それぞれのパターンの特徴について、解説します。
ゲームを開発するにあたり、自分1人ですべてを担当するのは困難です。そこで、チームを組んで開発にあたるのが一般的です。チームで開発する場合は、一丸となって対応しなければなりません。
自分が1つの工程を担うことになるので、その工程が正しく対応しないと後工程に迷惑がかかります。そして、チーム全体に迷惑をかけてしまうことになるので、責任感を持って対応する必要があります。以上から、ゲーム開発においては責任感がある人かどうかが問われるのです。
ゲームを制作する際、センスが問われる場面も少なくありません。ありきたりなゲームを制作しても、注目を集めることは困難です。そこで、今まで見たことがないグラフィックや遊び方ができるゲームを作れる、センスに優れた人がゲーム作りに向いています。
ゲーム作りの基礎は、さまざまな方法で習得可能です。一方、センスについては簡単に磨くことは難しいです。センスを磨くには、さまざまなことに興味を示し、深く考えられるようになれるかが重要となります。
ゲーム制作において最も重要な適性として、ゲームへの強い想いがあるかどうかです。これは、ゲームクリエイターになるための強い意志があるかが重要となります。ゲーム制作において、学ぶべきスキルや知識は多岐にわたります。
強い意志がなければ、途中で挫折しゲーム開発はできないでしょう。また、ゲーム制作では地味な作業が多いため、細かい作業をコツコツとやり遂げられる人も向いています。
ゲーム制作について、おすすめのツールは以下のとおりです。
各ツールの特徴について、詳しく解説します。
Unreal Engineは、ゲームエンジンのなかでもメジャーな存在です。提供されているツールとしてメタヒューマンがあり、リアルな3Dキャラクターを作成できます。また、さまざまな情報がデータベース化されており、簡単に組み合わせてキャラクター作成が可能です。
アニメーションの制作にも強みがあり、よりユニークなゲームの制作もできます。さらに、さまざまなゲーム機で公開できる点もメリットです。
Yappliは、ゲームだけでなくさまざまなアプリを開発できるツールです。国内企業の株式会社ヤプリが開発しており、日本語サポートを受けられます。ノーコードでゲーム製作が可能であり、誰でもすぐにゲームを制作できます。
また、日本語以外の多言語に対応しており、多国籍なチームで開発する際にもおすすめです。さらに、iOSとAndroidの両方に対応しているので、開発環境を組みやすい特徴もあります。
Unityは、UnityTechnologies社が提供しているゲームエンジンで、世界最大のシェアを誇ります。「ドラゴンクエストVIII空と海と大地と呪われし姫君」や「ポケモンGO」などのメジャーなゲームが、Unityを用いて開発されています。
面倒なプログラミングの知識は不要で、2Dや3Dを問わず本格的なゲームを制作可能です。本格的なツールながら、個人利用であれば無料で利用できるメリットもあります。
Cocos2d-xは、過去に圧倒的なシェアを誇っていたツールです。現在では、3Dゲームが増えたため徐々にシェアが落ちているものの、今でも多くの2Dゲーム開発の現場で使われています。クロスプラットフォーム開発をサポートしている点も魅力的であり、開発環境を構築しやすい点も魅力的です。
Monacaは、iOSやAndroidで動作するアプリを開発できるツールです。特別な知識が不要なため、一般的なWebアプリを開発できる人であれば、すぐに使いこなせます。
さらに、HTML5を使用するアプリケーションの場合、容易にネイティブ機能を組み込めるのが特徴です。Javascriptを用いたコンポーネントを追加すれば、デバイス独自の機能を利用したアプリも制作できます。
Scratchは、小学生の教材としても使用されているツールです。直感的に操作できるUIを採用しているので、誰でもすぐに操作を習得できます。マウス操作において部品をグラフィカルに組み合わせて開発できる、ビジュアルプログラミングを実現できるツールとしても有名です。
Scratchで開発したゲームは、Scratchコミュニティで全世界に公開できます。
Springin’は、無料素材が充実しているツールとして知られています。お絵かき感覚でゲームを制作可能なため、子どもでもゲーム制作が可能です。プログラミングが不要な点も魅力的であり、初心者向きなツールに仕上がっています。
制作したゲームを共有できる機能があり、さらにコンテストに応募しやすいのが特徴です。基本料金は無料であり、スマートフォンでもゲーム開発できるメリットもあります。
近年、CGなどのグラフィック技術の向上に伴いCG・ゲーム業界が盛り上がりをみせています。そんな成長し続けているCG・ゲーム業界で働きたいという方も多いのではないでしょうか。CG・ゲーム業界で働きたいのであれば、クリエイティブアカデミーでCG・ゲームについて学ぶのがおすすめです。クリエイティブアカデミーの特徴は以下のとおりです。
クリークアンドリバーの最大の特徴は、圧倒的な就業実績です。過去6年で543名がプロとして就職していて、業界就業率も90%を超えます。就業先にはSEGAやCygamesなどの誰でも知っているような企業もあり、CG・ゲーム業界で働く最短経路を辿ることができます。
11のコースが展開されていて、なりたい未来に合わせてコースを選ぶことができます。密度の高いフィードバックが貰える少人数コース制度をとっていて、業界で活躍するプロフェッショナルから現場レベルで指導してもらえます。
アカデミーの半年間で人生を劇的に変えた方も多いです。ゲーム・CGのプロとなって「自分の人生を変えたい」という方は、ぜひクリエイティブアカデミーから挑戦してみてください。
近年は、現実世界と見間違うようなゲームも多く登場しています。また、映画さながらのストーリー展開をみせるゲームも少なくありません。一方で、スマートフォンで空き時間にさくっと遊べるゲームも人気です。
ゲーム開発は、敷居が高いようにみえますが、ツールを導入すれば意外と簡単です。今回紹介した内容を参考に、ゲーム開発にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。