© CREEK & RIVER Co., Ltd.
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近年、VTuber（バーチャルYouTuber）の人気が急上昇しており、個人から企業まで幅広い層がVTuber活動を行っています。自分だけのオリジナルキャラクターを作り、視聴者との交流を楽しめるため、クリエイターとしての可能性も広がります。
VTuberを始めるにはさまざまな工程があります。しかし、専門的な知識がなくてもソフトを活用すれば比較的簡単にVTuberを作成し、配信を始められます。そこでこの記事では、VTuberの特徴や作成方法、注意点、おすすめのソフトまで詳しく解説します。
これからVTuberを始めたい方や、自分だけのキャラクターを作成してみたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
近年、CGなどのグラフィック技術の向上に伴いCG・ゲーム業界が盛り上がりをみせています。そんな成長し続けているCG・ゲーム業界で働きたいという方も多いのではないでしょうか。CG・ゲーム業界で働きたいのであれば、クリエイティブアカデミーでCG・ゲームについて学ぶのがおすすめです。クリエイティブアカデミーの特徴は以下のとおりです。
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まずは、近年人気があるVTubeを詳しく解説します。
VTuberとは、アニメ風のキャラクターや3Dモデルのアバターを使って動画配信を行うYouTuberを指します。VTuberはCGやイラストを用いたアバターを活用することで、顔を出さずに活動できるのが特徴です。そのため、プライバシーを守りながら個性的なキャラクターを演じたり、自分の理想の姿で配信したりすることが可能です。
VTuberの活動は、当初はYouTubeを中心に行われていました。しかし、現在ではTwitchやSHOWROOMなど、さまざまなプラットフォームでも活躍の場が広がっています。
VTuberrには大きく分けて「2Dモデル」と「3Dモデル」の2種類があり、それぞれ異なる特徴があります。
2Dモデルは、イラストを元に動きを付けるタイプのVTuberモデルです。平面の画像をパーツごとに分割し、それを動かすことでキャラクターにアニメーションを加えます。Live2D技術を使うことで、まるでキャラクターが生きているかのように自然な動きを表現できます。
一方3Dモデルは、キャラクターを立体的に作成し、自由に動かせるモデルです。3Dアバターを使うことで360度の角度からキャラクターを見せ、よりダイナミックな動きを見せられます。
VTuberという言葉が広く使われるようになったきっかけは、2016年に登場した「キズナアイ」といわれています。キズナアイは、バーチャルYouTuberの先駆けとして大きな人気を集め、VTuberブームの火付け役となりました。彼女の登場以降、多くの企業や個人がVTuberとして活動を開始し、VTuber市場は急速に拡大しました。
その後、「ときのそら」や「輝夜月（かぐやるな）」などの台頭によって、さまざまなVTuberが登場するようになりました。
VTuberとキャラクターは一見似ているように思えますが、実際には大きな違いがあります。キャラクターは架空の存在であり、ストーリーの中で設定された役割を持ち、主体的に動くことはありません。
ライバーは実際に自身の姿を映し出し、リアルな表情や動作を見せながら配信を行うため、視聴者との距離感が近く親しみやすい雰囲気を作れます。
一方で、VTuberはアバターを活用して実際に人が配信を行う存在です。リアルタイムで視聴者とコミュニケーションを取りながら活動する点が大きく異なります。
VTuberは、個人の配信者だけでなく、企業のマーケティングツールとしても活用されています。企業が自社キャラクターをVTuber化し、商品やサービスをPRを行います。そうすることで、消費者との新しいコミュニケーション手段として機能するようになりました。
たとえば、お菓子メーカー「やおきん」のVTuber「うまみちゃん」や、サントリーの「燦鳥ノム」などが代表的な事例です。彼らは企業の公式キャラクターとして、商品の紹介やイベントの宣伝、さらにはエンターテインメント性のあるコンテンツを発信しています。
また、企業がVTuberを起用することで、若年層へのアプローチがしやすくなります。SNSを通じた拡散効果も期待できます。
VTuberを作成するには、以下の手順と方法で行います。
それぞれの方法を詳しく解説します。
まず最初に必要なのが、VTuberとして活動するためのアバターを作成することです。VTuberのアバターには、大きく分けて2Dモデルと3Dモデルがあり、どちらを選ぶかによって使用するツールも異なります。
2Dモデルを作成する場合は、「Adobe Character Animator」などを活用して、イラストを分割・加工し、動きをつけていきます。3Dモデルを使用する場合は、「VRoid Studio」や「Unity」などのツールを使い、キャラクターをデザインしましょう。
アバターが完成したら、次に必要なのが「声」です。VTuberの声は、本人の声をそのまま使うこともできます。しかし、キャラクターに合った声を作成するためにボイスチェンジャーを活用するケースも少なくありません。
特に、男性が女性キャラクターとして活動する場合や、アニメのような独特の声を作りたい場合に最適です。ボイスチェンジャーを利用すると理想の声に近づけることができます。
代表的なボイスチェンジャーとしては、「バ美声」「Gachikoe! Core」「恋声」などがあります。これらを活用することでリアルタイムで声を変えることが可能です。
次に、作成したアバターに動きをつける作業が必要になります。VTuberの魅力のひとつは、キャラクターが表情豊かに動くことで視聴者とのコミュニケーションが取れる点です。そのためには、モーションキャプチャー技術を利用して、モデルにリアルな動きを反映させる必要があります。
本格的な企業VTuberやプロジェクトでは、モーションキャプチャーを利用し細かい動きを記録してモデルに反映させます。しかし、個人VTuberの場合、こうした高額な機材を用意するのは困難です。そのため、PCのカメラやスマートフォンのフェイストラッキング機能を利用する方法が主流です。
アバターを作成し、声と動きを設定したら配信や動画投稿を行う段階に入ります。VTuberの多くはYouTubeを活動の場として選びます。しかし、近年ではTwitchやMirrativ、TikTok、SHOWROOMなどのプラットフォームも人気を集めています。
自分のVTuberのコンセプトやターゲットに応じて、最適なプラットフォームを選ぶことが重要です。
VTuberを作成する際は、以下の5つのポイントを押さえておくことが大切です。
それぞれ詳しく解説します。
VTuberのキャラクターを作る前に、大まかなデザインを決めておくことが大切です。髪型、服装、表情など、キャラクターの雰囲気を具体的に考え、ラフスケッチを作成しておくとスムーズに作業が進みます。
特に、3Dモデルの場合は正面だけでなく側面や背面のデザインも意識すると、バランスの取れた仕上がりになります。また、他のVTuberとデザインが似ないよう、独自性のある要素を取り入れることも重要です。
アバターを動かすためには、各パーツを細かく分けて作成する必要があります。2Dモデルなら目や口、髪などをレイヤーごとに分割し、表情を変えやすくしておくと便利です。口の動きひとつでも、開き方や形を変えることで、より自然な表情が作れます。
3Dモデルでは関節の可動域を考えながらデザインし、手や指の動きも細かく調整できるようにするとリアルな動きが可能です。各パーツの動きを考慮したデザインが、魅力的なVTuberを作る鍵となります。
Live2DやVRoid Studioなどのソフトを活用すれば、拡大・縮小によってキャラクターの表情や動きを調整できます。たとえば、驚いたときには目を大きくし、悲しいときには瞳を小さくすることで、感情表現がより伝わりやすくなります。
さらに、顔のアップや体のサイズ調整を行うことで、画面上での見せ方を工夫することも可能です。こうした微調整を活用すれば、キャラクターの個性を際立たせ、視聴者により魅力的に映るVTuberを作ることができます。
キャラクターの雰囲気に合った声を用意することで、より没入感のあるVTuberを作ることができます。自身の声を使う場合は、キャラクターに合う話し方やトーンを意識すると良いでしょう。
また、ボイスチェンジャーを使えば、異なる性別や年齢のキャラクターを演じることも可能です。声優を雇う場合は、キャラクターの性格や設定に合った声質を選ぶことが大切です。さらに、エフェクトを加えてロボット風や幻想的な声にすることで、より独特なVTuberを演出することもできます。
VTuberの表情や動きにバリエーションを持たせるために、複数のイラストパターンを作成すると良いでしょう。特に、喜怒哀楽の表情や驚き、困惑といった感情を表すイラストを用意しておくと、配信中のリアクションがより豊かになります。
また、衣装のバリエーションを増やすことで季節やイベントに応じた演出ができ、視聴者を飽きさせない工夫ができます。キャラクターの多様な表現が、VTuberとしての魅力を高めるポイントとなるでしょう。
VTuberを作る際は、以下の4つの注意点を意識することが大切です。
ここでは、それぞれの注意点を詳しく解説します。
VTuberのアバターを作る際、細部にこだわりすぎると、アニメーション化したときにうまく動かせなくなることがあります。特に、複雑な髪型や衣装、装飾品が多いキャラクターは、動きに制約が生じやすくなります。Live2Dを使用する場合、キャラクターのパーツを個別に分けましょう。
髪の毛が細かく分かれていたり、衣装の装飾が多かったりすると、動かすための調整が困難になることがあります。3Dモデルにおいても、ポリゴン数が多すぎると処理が重くなり、スムーズな動きを妨げる可能性があります。
また、キャラクターのポーズや構造によっては、特定の動きが制限されることもあります。Live2Dでは横を向く動きが苦手であり、極端な角度になると顔のバランスが崩れることがあります。そのため、VTuberのデザインは、動かしやすさを考慮しながらシンプルに仕上げることが重要です。
VTuberのキャラクターを作成する際は、著作権の問題に十分注意しなければなりません。特に、外部のクリエイターやデザイナーに依頼する場合は注意が必要です。キャラクターの権利が誰に帰属するのかを明確にしておかないと、後々トラブルになる可能性があります。
一般的に、キャラクターのデザインを依頼した場合、著作権は制作したクリエイターにあります。そのため、商業利用や改変を行う際に制約がかかることがあります。使用範囲や権利の譲渡を契約時に明確にしておくことが重要です。また、VTuberのロゴやBGMなどの素材にも注意してください。著作権フリーのものを使用するか、正規のライセンスを取得しておくことで、安全に活動を続けることができます。
VTuberのアバターは、リアルタイムでの動きを再現するため、表情や動作が不自然になることがあります。特に、モーションキャプチャー技術を使用していない場合、動きや表情がうまく連動しないことがあります。
たとえば、Live2Dでは首を動かしたときに顔のパーツが歪むことがあり、3Dモデルでは関節の動きが不自然になりがちです。こうした問題を防ぐためには、適切な「リギング（骨組み設定）」を行うことが重要です。リギングを適切に設定することで、キャラクターの関節の動きがより自然になり、表情の変化もスムーズになります。
VTuberのアバターやモデルを外部のクリエイターに依頼する際は、契約やコミュニケーションのトラブルに注意が必要です。特に、フリーランスのクリエイターに依頼する場合、納期の遅延や音信不通、デザインの不一致などの問題が起こることがあります。さらに、制作費が高額になるケースも多く、依頼する際には費用とクオリティのバランスを考えることが重要です。
トラブルを避けるためには、事前にしっかりと打ち合わせを行い、依頼内容を明確にすることが大切です。たとえば、キャラクターのデザイン、カラーパレット、使用するソフトウェアの指定などの要件をリストアップしておくと良いでしょう。そうすることで、仕上がりのイメージが共有しやすくなります。
ここでは、実際にVTuberを作成するのにおすすめのソフトを7選紹介します。以下のソフトを比較しながら、自分にあったソフトを見つけてください。
それぞれ詳しく解説します。
VRoid Studioは、ピクシブ社が開発した3Dキャラクターモデルの作成に特化したソフトウェアです。直感的なインターフェースとカスタマイズ性の高さが魅力で、3Dモデル初心者でも簡単にVTuberアバターを作成できます。特に、髪型や目のデザインを細かく調整できる機能が充実しており、オリジナルのキャラクターを作りやすいのが特徴です。
PC版だけでなく、スマートフォンアプリ版の「VRoidモバイル」もあり、PCがなくても3Dアバターの作成が可能です。また、作成したキャラクターはVRM形式でエクスポートできるため、他のソフトウェアと連携して使用することもできます。3Dモデルの制作に挑戦したい人にとって、無料で利用できる点も大きなメリットとなるでしょう。
Unityは、ゲーム開発に広く使用されるゲームエンジンですが、VTuberのモデル作成やアニメーションにも活用できます。特に、3Dモデルを自由に動かしたい場合や、VR環境での表現を取り入れたい場合には最適なツールです。プロ仕様の高度なカスタマイズが可能で、本格的なバーチャル配信を行いたい人に向いています。
さらに、Unityを活用すれば、モーションキャプチャーデバイスやAIによる表情認識と連携し、リアルな動きを再現できます。ただし、初心者にはやや学習コストが高いソフトであり、使いこなすには一定のプログラミング知識が求められます。無料プランもありますが、本格的な制作をする場合は「Proプラン」へのアップグレードを検討すると良いでしょう。
Adobe Character Animatorは、2Dアバターの動きをリアルタイムで制御できるソフトウェアです。カメラとマイクを使用することで、顔の表情や口の動きを自動的に認識し、アバターの動作に反映させることができます。そのため、複雑な設定をしなくても、直感的に操作できるのが魅力です。
特に、既存のイラストをパペットとして使用できるため、オリジナルのキャラクターをLive2Dのように動かせます。スターターモードを使えば初心者でも簡単にアニメーションを作成でき、ライブ配信にも対応しています。プロ仕様の高度な機能を利用するには、Adobeのサブスクリプション契約が必要です。品質の高いアニメーションを作りたい人には最適なツールといえるでしょう。
Vidnoz AIは、AI技術を活用した2Dアバター作成ツールで、手軽にアバターを生成できるのが特徴です。写真をアップロードするだけで、AIが自動的にカートゥーン調の2Dアバターを生成してくれます。そのため、特別なスキルがなくても短時間でキャラクターの作成が可能です。
特に、リアルな表情の変化を再現できる「AI Talking Avatar」は人気の機能になります。これは、入力したテキストをさまざまな言語やアクセントで話させることが可能です。
無料で利用できる機能も多く、手軽にVTuber活動を始めたい人にとって魅力的なソフトとなるでしょう。ただし、AI生成のキャラクターは完全なカスタマイズが難しいため、オリジナリティを重視したい人にはやや不向きかもしれません。
FaceRigは、Webカメラを使ってリアルタイムでVTuberアバターを動かせるソフトです。簡単な設定だけでVTuber活動をスタートできるのが特徴になります。FaceRigでは、表情や口の動きをWebカメラが自動で読み取り、アバターに反映させることができます。特に、2Dアバターの動きに対応した「Live2D」機能が搭載されており、シンプルな設定でキャラクターの表現を強化できます。
有料ソフトですが、初心者でも手軽に導入できるため、コストを抑えつつVTuberを始めたい人には適しています。ただし、現在は後継ソフトの「Animaze」が登場しており、新規のユーザーはAnimazeの方がより多くの機能を利用できます。
Hitogataは、PCとWebカメラ、マイクがあればすぐにVTuber体験ができるソフトで、初心者向けに設計されています。基本的な機能は無料で利用でき、簡単な操作でアバターを動かせるのが魅力です。キャラクターのカスタマイズ性も高く、背景やアクセサリーを自由に設定できるため、自分だけのオリジナルVTuberを作成できます。
また、複雑な設定が不要でアバターの動きもスムーズに再現されるため、技術的な知識がなくてもすぐに配信ができます。簡単なVTuberモデルでまずは配信を試したい人におすすめのツールです。
VIVERSEは、よりリアルなアバターを求める人向けのツールで、VRM形式のモデルを作成・編集できるのが特徴です。特に、カスタマイズオプションが豊富に用意されており、顔の特徴や髪型・衣装・アクセサリーなどを細かく調整できます。メタバースとの互換性が高く、作成したアバターをさまざまなプラットフォームで使用できるのが魅力です。
無料でも利用できる機能が多く、VR環境での配信を視野に入れている人には最適なソフトとなるでしょう。リアルな3Dアバターを使いたい人や、VTuberだけでなくメタバースでの活動も検討している人におすすめのツールです。
Live3Dは、VTuberやストリーマー向けの高度なフェイストラッキング機能を備えたVTuber制作ソフトです。3Dモデルの動きをリアルタイムで反映できるため、より自然で表現豊かな配信が可能になります。
直感的なインターフェースで操作しやすく、初心者でもスムーズにキャラクターを作成できます。さらに、VRM形式のアバターを使用でき、自由にカスタマイズ可能です。背景やアクセサリーも豊富に用意されており、自分だけのオリジナルVTuberを手軽に作れます。高品質なアニメーションを求める人や、リアルな動きを再現したいVTuberにおすすめのソフトです。
近年、CGなどのグラフィック技術の向上に伴いCG・ゲーム業界が盛り上がりをみせています。そんな成長し続けているCG・ゲーム業界で働きたいという方も多いのではないでしょうか。CG・ゲーム業界で働きたいのであれば、クリエイティブアカデミーでCG・ゲームについて学ぶのがおすすめです。クリエイティブアカデミーの特徴は以下のとおりです。
クリークアンドリバーの最大の特徴は、圧倒的な就業実績です。過去6年で543名がプロとして就職していて、業界就業率も90%を超えます。就業先にはSEGAやCygamesなどの誰でも知っているような企業もあり、CG・ゲーム業界で働く最短経路を辿ることができます。
11のコースが展開されていて、なりたい未来に合わせてコースを選ぶことができます。密度の高いフィードバックが貰える少人数コース制度をとっていて、業界で活躍するプロフェッショナルから現場レベルで指導してもらえます。
アカデミーの半年間で人生を劇的に変えた方も多いです。ゲーム・CGのプロとなって「自分の人生を変えたい」という方は、ぜひクリエイティブアカデミーから挑戦してみてください。
この記事では、VTuberの基本的な特徴から、作成方法、注意点、おすすめのソフトまで詳しく解説しました。VTuberは、アバターを活用することで顔出しせずに配信ができ、個性を表現しやすいのが魅力です。
制作の際には、デザインの工夫や動きの自然さ、著作権の管理などに注意することが大切です。自分に合ったソフトを選べば、初心者でも簡単にVTuber活動を始めることができます。ぜひ、自分だけのキャラクターを作成し、VTuberデビューに挑戦してみてください！