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CG未経験から1年で!
『クリエイティブアカデミー』で世界観を作れる背景モデラーへと急成長中の受講生座談会レポート(前編)
C&R Creative Academy(以下アカデミー)を多くの人に知ってもらいたく、2025年1月24日(金)に卒業生2名による座談会を開催しました。
今回登壇いただくお二人は学習体験プログラムGame Creators Farm(以下ファーム)の参加を経て、アカデミーを受講されています。
みなさんの気になるファームの過ごし方やアカデミーでの授業の裏側、先生や他の生徒との関わり方、卒業後の就職活動のリアル、ここでしか聞けない情報が盛りだくさん!今回は2回シリーズの前編をお届けします。
【ゲスト】
夜間3DCGモデルコース受講生:石井さん(24年6月入校)
夜間3DCGモデルコース受講生:瀧嶋さん(24年6月入校)
【インタビュアー】
佐藤浩平(C&R Creative Academy責任者)
目次
佐藤浩平(C&R Creative Academy責任者)※以下、佐藤:
今日はアカデミーのイベントでは初めての、夜間クラスのお2人にご登壇いただきました。
石井さん(受講生)※以下、石井:
2024年の6月に夜間3DCGモデルコースに入校した石井です。大学ではインテリアデザインや建築を専攻した後新卒でSEになりましたが、アカデミーへの入校をきっかけに退職しました。入校前までCGには独学でしか触ったことがありませんでした。
瀧嶋さん(受講生)※以下、瀧嶋:
瀧嶋です、よろしくお願いします。美術大学で油絵を学んでいて、私も2024年の6月から同じクラスに在籍しています。 大学卒業後に大学の研究室の職員として働いていましたが、アカデミーに入るタイミングで辞めて、現在はアカデミー1本で頑張っています。
佐藤:
ありがとうございます。 CG経験者・未経験者、美大・芸大、全く違う大学…多彩な人が在籍しているところは、アカデミーの面白いところのひとつですね。
まず、お2人はファームを経験されていますが、当時の過ごし方やモチベーションの保ち方、他の受講生や講師とのコミュニケーションについて伺っていきたいと思います。
瀧嶋:
私の場合は、シャープペンシルを描く最初の課題が全くできる気がしなかったので、まずは毎回授業に出席して、ファームの先輩たちが先生からフィードバックを受ける様子をひたすら見ていました。それから徐々に制作を進めていきながら、先生に質問をしたり勇気を出してボイスチャットルームに混ざってみたところ、皆さんとても優しくて色々お話ししてくれました。
佐藤:
瀧嶋さんはアカデミーでCGの勉強を始めたんですか?
瀧嶋:
そうですね。ファームに参加する前に2週間ほどZbrashに触っていた程度で、アカデミーの基礎課題で初めてCGを触りました。シャーペンの課題は、先生のフィードバックもあってやり始めたら結構スムーズにできました。
石井:
私は正直、ファームでは講師や受講生とあまりコミュニケーションは取れませんでした。本科での受講中に意識していたことは、授業中のフィードバックを次の授業までに全て反映させることですね。
佐藤:
自分からコミュニケーションを取るのは苦手でも、それでもステップアップできたんですね。
石井:
はい!
佐藤:
それまでのキャリアから離れて全く別業界へ挑戦することに、不安や葛藤はありませんでしたか?
石井:
実は、元々新卒時の就職活動ではゲーム業界を志望していましたが、スキル不足で入れなかったんです。その心残りを抱えながらの社会人生活で、当時何かに挑戦する上で25歳の今が最後のタイミングではないかと思ったので、思い切って受講を決めました!
佐藤:
「最後」と思うタイミングが早いですね。
石井:
だいぶ生き急いでいた感がありますね(笑)
瀧嶋:
私も学生時代にゲーム業界への興味はありつつ、当時の実力では入れるか分からない状況で。それで大学卒業後に3年ほど大学で画家としての活動を経て、大学を退職したらそれ以降全く絵を描かなくなってしまったんです。
それで就職を考えた時にゲーム業界を諦めた過去を思い出し、同じ頃にアカデミーのことも知って、迷いなくエントリーしました。
佐藤:
ファームやアカデミーでは、アカデミーへの受験や就職への不安、他人との実力差など、葛藤がきっとあると思うんです。
その時に心がけていたり実践していることがあったら、教えてください。
石井:
モチベーションを切らさないよう、どれだけ忙しくても数時間はCGを触る意識づけをしています。どうしても気分が乗らない時は1回手を離して、大好きなサウナで自分の思いや将来のために必要なことを頭の中で整理すると、自然と「やらなきゃ!」という気分になれました。
瀧嶋:
私は、気持ちが切れないうちに急いで手をつけて一気に作品を完成させるタイプです。不安に関しては、「もうこれだけやったら絶対大丈夫!」というところまで詰めることで不安を打ち消していました。
佐藤:
アカデミー選考に向けては、書類制作や面接対策などどんな事前準備をされましたか?
瀧嶋:
まず徹底的にやったのが情報収集です。ネット上の「クリエイティブアカデミー」でヒットするページは全部チェックして。アカデミー公式のSNSも追えるものは全て見ました。こういった受講生や卒業生の座談会の記事もファームで閲覧できる情報も全て読みましたね。
佐藤:
すごいですね!
瀧嶋:
それにアカデミーのWebサイトには、面談時の質問が紹介されているんです。事前に書き出して、面接までの1週間毎日必ず口に出して練習していました。
佐藤:
その手法は大正解です。実際、WebサイトやSNSにはヒントがたくさん込められているんです。
石井:
本気度が伝わるのが一番だと思うので、そのための準備として私が力を入れたのが「自分の深掘り」です。なぜゲーム業界で、CGで、背景モデラーで…と深く掘り下げました。
佐藤:
なるほど、石井さんも大正解ですね。
石井:
(笑)
佐藤:
面接ではやりたいことの自己理解の部分を重視しています。お2人ともこの経験は企業面接でも生きると思います。
次に、アカデミー選考時の自己PRやポートフォリオで意識したところを教えてください。
瀧嶋:
まず自己PRについては、やる気が伝わるよう、アカデミーでは先生に積極的に質問しに行ったり、受講生同士でのコミュニケーションを深めて切磋琢磨していきたい思いを、強調してお伝えしました。
ポートフォリオは見る側の分かりやすさを意識して、具体的にはアカデミーの佐藤智之先生が出版されているポートフォリオの本を参考にしながら制作しました。
石井:
ポートフォリオに関しては、私は元々自主制作の作品がBlenderを使ったものしかありませんでした。その状態で1次面接では合否が出ずに2次面接をすることになって。アカデミーではMayaでの学習・制作になるので、2次面接時にはMayaの自主制作物を用意したところ合格しました。
佐藤:
アカデミーに入ってからの印象も伺いたいですね。入校前と後でギャップはありましたか?
瀧嶋:
私はギャップはなかったです。先に約半年在籍していたファームの環境とアカデミーの環境が似ていたので自然に馴染むことができたし、自己紹介用のスレッドをチェックしたりもしていました。
石井:
最初の授業で、先輩が作品を先生に見せて意見をもらうフィードバック会があったんです。そのときの作品のクオリティが衝撃的なほど高くて。自分よりも半年ほど前に入った先輩だったので、自分も半年しっかりやればこんなクオリティを出せるようになるんだと、勇気をもらいました。
佐藤:
少し先を行っている先輩の様子が分かるのは 近い将来のイメージもつくし、刺激にもなりますね。それでは具体的に、お2人の作品を見ながら受講中のエピソードをお聞きしたいと思います。
石井:
時系列的に説明していきますね。
これが社会人をしながら細々と制作したものです。クオリティの低さを自覚して、ファームの受講を決めました。
石井:
2次面接用の自主制作作品になります。
Mayaの作品がなかったので、YouTubeのチュートリアルを見ながら、Mayaの基本動作やPhotoshopでテクスチャの加工を学んで…Substance Painterも生かしながら、進みたい企業に合わせた作品を目指して制作しました。
佐藤:
すごいですね!
石井:
ありがとうございます!こちらはファームの課題で作成した作品です。
この課題の少し前から、MayaやPhotoshopを触り始めたので、「今までBlenderで学んできたものが全然通用しないぞ」と、すごく苦戦していたのを覚えています。
佐藤:
BlenderからMayaに移行して、さらに絵作りも勉強して、印象的だった学びやエピソードはありますか?
石井:
ゲーム業界でメインに使われているのがMayaで、Blenderだと就職に不利ではないかずっと懸念があったので、Mayaに切り替えたことで不安を払拭できて、のびのびと制作できるようになりました。
佐藤:
振り返ってみて成長を感じていますか?
石井:
感じますね。ファーム受講前の作品制作時から約2年間のクオリティの向上は一目瞭然で、アカデミーのおかげはもちろん、やっぱり続けていると成長できるんだなと、夜中に布団の中で1人で見ながらニヤニヤしながらしています(笑)
佐藤:
ニヤニヤしちゃいますよね(笑)
最新作もいずれSNSで見られると思いますので、皆さん楽しみにしていてください。
文:丸山智子
画像キャプション:アカデミー運営
レポートの後編は後日公開予定となっております!次回の更新をお待ちください。
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