Topics

イベントレポート
【イベントレポート】1/24(金)受講生座談会【後編】


CG未経験から1年で!
『クリエイティブアカデミー』で世界観を作れる背景モデラーへと急成長中の受講生座談会レポート(後編)

C&R Creative Academy(以下アカデミー)を多くの人に知ってもらいたく、2025年1月24日(金)に卒業生2名による座談会を開催しました。

今回登壇いただくお二人は学習体験プログラムGame Creators Farm(以下ファーム)の参加を経て、アカデミーを受講されています。

みなさんの気になるファームの過ごし方やアカデミーでの授業の裏側、先生や他の生徒との関わり方、卒業後の就職活動のリアル、ここでしか聞けない情報が盛りだくさん!2回シリーズの後編も、たっぷりお楽しみください。(前編はこちら)


【ゲスト】

夜間3DCGモデルコース受講生:石井さん(24年6月入校)

夜間3DCGモデルコース受講生:瀧嶋さん(24年6月入校)

【インタビュアー】

佐藤浩平(C&R Creative Academy責任者)


思わず自画自賛!?アカデミーで学んだ一年の驚異的な成長

佐藤浩平(C&R Creative Academy責任者)※以下、佐藤:
それでは石井さんに続いて、瀧嶋さんも作品の紹介をお願いします。

瀧嶋さん(受講生)※以下、瀧嶋:
まずこれが、23年の8月にZBrushを使って2週間くらいで作ったものです。一番自分の中で最古の作品です。

佐藤:
最古は一番出したくないやつですよね。

瀧嶋:
これを作った後にファームに入って、Mayaを何も知らない状態からアカデミーの講座の動画見て、シャープペンシルとテントウムシのポーチを作りました。

その後、背景モデラーになるために様々なチュートリアルを参考にProp制作に挑戦したり、新しいツールの習熟のためSubstance Painterを使って制作を行いました。

佐藤:
着実にスキルアップしていったんですね。

瀧嶋:
8月の時点でレンダリングも知らなかったのに、11月にはアカデミーの課題だけで、本当にシャープペンシルとてんとう虫のポーチを作れるようになったんです。さらに一年半で開けた空間に空・風・植物・建物・大地まで表現できるようになりました。
(視聴者に向けて)今これでも、1年半後にあなたはこれになります(笑)

佐藤:
今瀧嶋さんの最古の作品ぐらいの人、多いと思いますよ。
これでいけるか、本当にCGデザインできるのか、最初不安ですよね。

瀧嶋:
やってみるものですね。

CG漬けの毎日は大変で必死。だからこそ楽しい!

佐藤:
それでは視聴者からも質問が届いているので、お二人にご回答いただければと思います。
お2人とも素晴らしい成長率ですが、1日に何時間ぐらいソフトを触っていましたか?アカデミー入る前と今で変わりましたか?

石井さん(受講生)※以下、石井:
アカデミーに入る前は、仕事をしながら自主学習していたので、1日3時間から4時間くらい。朝仕事に行く前に1時間早く起きてやって、夜帰ってきてから1~2時間学習するのが精一杯でした。あとは通勤も昼休みもCGの参考書を読んだり、自分の作品を自己添削するなど、仕事以外はずっとCGのことを考えていました。

佐藤:
今はどうですか?

石井:
今は仕事を辞めたので、仕事に使っていた時間を全部CGに充てています。睡眠・お風呂・食事という最低限の生活以外は全部CGなので、10数時間になると思います。

瀧嶋:
私も入校前は仕事をしながらの制作で、仕事がある日は3~4時間くらいでした。疲れ切ってできない日もありましたが、代わりに土日は1日6時間くらい頑張っていました。
入校後は石井さんと同じです。気分が乗らない時はCGの作品がたくさん載っているWebサイトやPinterestを見て資料を集めるなど、作品制作に繋がりそうなことを意識的にしています。

佐藤:
今、丁度学びが加速度的に伸びているところとはいえ、1日10数時間はすごいと思います。

瀧嶋:
本音を言うと、「間に合わない!間に合わない!」と、必死で取り組んでいる感じで(笑)。でも、ずっとやりたかったことを今やれているので、全然苦しさはないです。

佐藤:
基本的に夜間コースは仕事をしながら受講すると思っていたという声も寄せられています。お2人は退職して受講されていますが、それは入校してみたら仕事と並行して受講するのは厳しいと思って退職したのか別の理由なのか、経緯を教えてください。

瀧嶋:
私の場合は、アカデミーの面接を受けたタイミングでは、一人暮らしをしながら仕事を続けるか、退職して実家に帰るか未確定な状況だったんです。それが面接の1~2ヶ月後に、実家に戻れることになったことが理由の一つです。それと大学で資格取得のための科目履修生もしていて、もし昼のクラスに入ってハードすぎて資格の勉強が全然できなくなると困るので、念のため夜間を選びました。

石井:
元々仕事をしながらアカデミーに通うつもりで夜間を受験しましたが、丁度仕事を辞められる環境でもあったんです。実際制作がスケジュール的にも体力的にも厳しい部分もあったので、アカデミー1本に集中しようと決断しました。
1年弱仕事に就かない状態にやはり葛藤はありましたが、それ以上にCGに相当熱を上げていたので、もう勢いでいくしかないと、決心しました。

瀧嶋:
私たちがイレギュラーな方で、夜間クラスは学校に通っていたり、お仕事されている方がほとんどです。

佐藤:
僕らもすごいなと思っています。「仕事をしながら余裕でできますよ」という感じではないですよね。仕事しながら死ぬ気でやらないときついし、それだけみんなが本気でやっているからこそ、レベルも高くなるし楽しいのかもしれないですね。

業界の知識もCGスキルもゼロスタートでOK!憧れはアカデミーで確かな目標になる

佐藤:
本日イベントに参加されている方から質問をいただいています。
今日登壇されている石井さんは建築関係、瀧嶋さんは芸術関係で学ばれていた経験がありますが、全くそういったジャンルに触れてこなかった人でも授業を理解できますか、という質問です。

この質問には私が答えますが、別分野から受講される生徒さんは全然いますね。
営業職や事務職、県庁職員の方もいらっしゃいますし、これまでの経験値は全く問題ないと思います。もちろん、建築関係や芸術関係出身だとアドバンテージはあると思いますが、問題なく学びを深めることはできると思っています。

佐藤:
次の質問ですが、Mayaなど制作中に分からない課題が発生した場合、先生にどのように伝え、対処しているか教えてください。

石井:
まずはネットで調べて、それでも解決しなければ受講生に聞きます。やはり自分がつまずくところは、過去の卒業生や現役受講生もつまずくような部分だと思うので、共有して相談してみて。それでも解決しないようであれば、先生にオンライン上で画面を共有しながら相談しています。

佐藤:
次の質問ですが、アカデミー受講が始まってから困ったことや事前に磨いておくべきだったと思うスキルがあれば教えてください。

瀧嶋:
やはりソフトの勉強です。知って慣れていればそれだけ制作スピードも早くなるので、テクニックを一つでも多く入校前に知っておけたら良かったなと思いますね。
ただ困ったことがあっても、石井さんのお話しにもあったように、受講生同士でフィードバックし合う時間や話をする時間があるし、先輩にも気軽に質問できるなど結構解決方法があるので、不安はあまり抱かなくても大丈夫だとも思います。

佐藤:
プロからはやっぱりデッサンをやっておけばよかった、という話はたくさん聞きますね。

瀧嶋:
確かに、構図や明暗、色彩の要素が出てくるので、絵の知識は持っておいて損はないと思います。

佐藤:
次の質問が、アカデミーに入ろうと思った時点でどの程度就職先の事を意識していましたか?ということで、お2人は元々ゲーム業界の就職を希望していたお話もありましたが、具体的に希望する企業はありましたか?

石井:
アカデミー受講前は業界に入れればどこでも…という考えでした。ただ、フォトリアルなものを作りたいということだけは決めていました。
アカデミーに入ってからは色々な情報共有の場があるので、卒業生の就職先や受講生間での就職関係の会話の中から行きたい企業や関わりたいゲームが明確になってきて、企業研究を進めることができています。

佐藤:
最初は「とにかくゲーム業界!」な人は多いですね。私たちも色々な企業を紹介していきますし、約600人いる卒業生たちの経験談も情報として提供するので、ぜひ参考にしていただければなと思います。

人生を後悔しないために、同じ夢を持った仲間と挑戦しよう!

佐藤:
最後に、お2人とも数ある仕事の中から背景デザイナーを選んだ理由と、アカデミーへの入校を検討していたり業界を目指すのに不安を感じたりしている視聴者へ、アドバイスがあればお伺いしたいです。

石井:
大学では建築を学んでいましたが、漫画の影響もあって、「自分の好きなものに人生の一番のウエイトを置く=ゲームを仕事にする」にしたら、この先の人生ずっと楽しいだろうなと思ったので、ゲーム業界の背景モデラーを志望しました。
アカデミーで業界を目指している人は、みんなゲーム業界に入って人生を変えてやるんだくらいの意気込みを持っている人ばかりです。同じ夢を持った人たちと切磋琢磨できる環境で非常に成長できると思うので、一緒に頑張りましょう!

佐藤:
ありがとうございます。

瀧嶋:

私が背景モデラーを選んだ理由は、直近で描いていた油絵が風景的な作品で通じるものを感じたことや、小学生時代に図工の授業で空き箱で家を制作し楽しかった思い出の影響が大きいです。また高校時代から、彫刻や3DCG制作に興味があったことも、この選択に繋がっています。
視聴者の皆さんにお伝えしたいのは、私が受講中に感じている“今まで頑張った経験が全部生きている”という実感があることです。美術系の経験の有無よりも、受験でも部活でも何でも、何か目標に向かって努力した経験がある人だったら、乗り越えることが出来ると思います。そういった経験が今までなかったとしても、自分から積極的にコミュニケーションを取りに行く根性がある人だったら大丈夫だと思います。
人生で一番若く体力がある今、後悔しないためにやりたいことに挑戦してみるのも良いと思います。

佐藤:
本当にその通りだなと思います。 ありがとうございました。


文:丸山智子
画像キャプション:アカデミー運営

取材後記

学習体験プログラム Game Creators Farmはゲーム・CG業界へ就業を目指している方、クリエイティブなことに興味がある方が集まるコミュニティとしてC&R Creative Academyのカリキュラムを体験いただけます。ぜひ、みなさんチャレンジしていただければ幸いです。

アカデミーでは授業料完全無料で、就業後に活かせる実践形式の授業を行っております。
気になる方や少しでも興味がある方は、毎週水曜日に説明会を開催しています。
こちらからお申し込みは随時受け付けておりますので、ぜひ参加してみてください。

関連記事