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C&R Creative Academy(以下アカデミー)を多くの人に知ってもらいたく、2023年5月19日(金)に4回目のオープンキャンパスを開催しました!
今回もアカデミーのオープンキャンパス恒例となったコンテンツ「座談会」を実施。卒業生だけでなく講師陣にもインタビューしました。
・アカデミーの応募に迷っている・悩んでいる
・ゲーム業界で挑戦したいがどんなコースがあるのかわからない
・クリエイティブアカデミーの完全無料が怪しすぎる
・ブラック企業に就職させられるのではないか?
・他の学校と何が違うのか?
よくこのような質問をいただきますが、卒業生たちも上記の悩みを抱えながら挑戦をしたのでしょうか。お話を伺いました。
[インタビュアー]
C&R Creative Academy 責任者:佐藤浩平
[インタビュイー]
・モーショングラフィックスコース卒業生:川名さん(2021年10月卒業)
・夜間3DCGキャラクターモデルコース卒業生:中條さん(2023年2月卒業)
・3DCG背景モデルコース卒業生:中村さん(2023年2月卒業)
・VFX/ゲームエフェクトコース卒業生:池田さん(2023年3月卒業)
・3Dモーションコース卒業生:永並さん(2023年3月卒業)
・3Dモーションコース講師:佐久間 朋美
・3DCGキャラクターモデルコース・3DCG背景モデルコース講師:鈴木利彦
・VFX/ゲームエフェクトコース講師:竹沢和仁
目次
佐藤(C&R Creative Academy責任者)※以下、佐藤:
今日もリアルな声を聞いていきます!
そういえば、今回参加いただいた竹沢先生が、アカデミー卒業後に話したことでめちゃくちゃ笑ったのを思い出しました。卒業後まで「アカデミーの怪しさ」が抜けなかったんですよね?
竹沢先生※以下、竹沢(講師):
そんな話しましたね(笑)僕はもともとアカデミーの受講生でした。
当時の僕は、就職したあとも「ここはやっぱり怪しんじゃないか?」とずっと疑っていました。
不安が解消されたのは、卒業後に実際にお仕事をもらえるようになってからでした。
佐藤:
「アカデミーを選んだ理由が完全無料だったから」って人はいらっしゃいますか?
池田さん(卒業生)以下、池田(卒業生):
完全無料という点で選びました。当時の私は大学生だったので、専門学校や美術大学のような高額な学費が用意できなかったからです。
私は、デスクトップパソコンさえも持っていなかったので、機材も受講料もとなると、経済的に厳しかったんです。
アカデミー以外の学校はどこも受講料が約40万円もかかります。未経験の状態からの私にとって、アカデミーは助かりました。
佐藤:
デスクトップパソコンも高いですからね。実は、同じような悩みを抱えて応募してくださる方も多いんです。
お金はないので、なんか怪しい気はするけど、ゲームクリエイターを未経験から目指すなら「応募するしかない!」という気持ちだったということでしょうか?
池田(卒業生):
そうですね。竹沢先生と同じで、「怪しい!」と思っていましたが、藁にもすがる思いで、アカデミーを見つけたその日に説明会と面接に応募しました。
専門学校や美術大学出身でなければ、ゲームクリエイターになるのは難しいと考えている方は多いと思います。
佐藤:
アカデミーを知った当日に応募するなんて!行動力に驚きです。
中條さん(卒業生)※以下、中條(卒業生):
ゲーム業界がゼロスタートであれば、応募はすごくハードルが高いと感じます。
「今のスキルで受けても良いのだろうか?」とか、「未経験でもやっていけるのだろうか?」とか。
でも、ダメだったとしても一歩踏み出してみようと思ったからこそ、今こうやって好きなことができています。
佐藤:
数多くの専門学校や美術大学がある中で、なぜアカデミーを選んだのでしょうか?
永並さん(卒業生)以下、永並(卒業生):
僕は、専門学校とアカデミーのどちらに行くか天秤にかけていました。その旨をアカデミーの面接でも伝えたうえで受講していました。
佐藤:
面接のときに、隠さず言っていたのを覚えています。人生の選択ですし、悩みますよね!
永並(卒業生):
はい。実際に受講してみて、アカデミーを選んだ理由が2つあります。
1つ目が、フィードバックを毎日先生からいただけるということです。専門学校の場合、週に1〜2回しか講師が来ないと聞いていました。
その反面、アカデミーはタイムリーに疑問を解消しながら集中できるのが良いと思います。
2つ目が、自分と同じ目標の人たちが周りにたくさんいる熱い環境だったという点ですね。
専門学校の場合、コースは40名ほどですが、同じ目標をもった生徒は10名もいません。アカデミーには最初から同じ目標の人がたくさんいます。
そのような人たちと意見交換ができ、魅力的に感じたので選択しました。
佐久間先生※以下、佐久間(講師):
私も専門学校を卒業していますが、コース40人中、モーション希望者は2人でした。
佐藤:
専門学校は、キャラクターモデルを選択する人が多いですからね。そうなると、今も昔も専門学校の状況は大きく変わっていませんね。
佐久間(講師):
そうですね。専門学校で最初に学ぶのがキャラクターモデルなので、キャラクターモデルを目指す人が圧倒的に多い印象です。
私のように別の職種を希望される方もいますが、専門学校は学べる内容が浅く広いので、キャラクターモデル以外の希望者は少ないという印象です。
佐藤:
ゲーム業界にはたくさんの職種があります。当校は現在、9つのコースがあります。
応募時には職種を選択してもらいますが、卒業生の皆さんはどのようにコースを選択しましたか?
池田(卒業生):
エフェクトデザイナーを目指すきっかけになったのが、Twitter上で見つけたアカデミー受講生の1つの作品をみたときです。すごく感動しました。
佐藤:
講師の竹沢さんも(この業界にきた)きっかけはそうでしたよね?
竹沢(講師):
僕もそんな感じです。ゲームをやっていて「こんな魔法が使えたらかっこいいな!」と思ったのがきっかけですね。
佐藤:
他の方はいかがでしょうか?
川名さん(卒業生)※以下、川名(卒業生):
僕は趣味の一環で映像制作をしています。
モーショングラフィックコースを選んだのは、「映像の技術を習得して、自分がやりたいことをする」という具体的な目標があったからです。
知り合いから「モーショングラフィックは応用がきく」と勧められたのがきっかけです。
コース選択に悩むという方が多いと思いますが、それっていろんな道を知っているからだと思います。
たくさんあるコースの中で気になる職種があるなら、説明会で納得いくまで聞くのがいいですよ。
佐藤:
まさしくその通りです。時間は有限ですし、聞くのはタダですからね!
佐藤:
講師陣にお聞きします。どんな人がアカデミーで成長したのでしょうか?
佐久間(講師):
私は、コミュニケーション能力が高い人は成長が早いと感じましたね。Discordというアプリケーションを使って授業を進めていきます。
モーションコースは、誰かが情報を仕入れてきて、みんなに教えながらワイワイやっています。
モーションデザイナーという職種は仕事についたあと、打ち合わせが多い職種です。人とお話をするのが好きな方が伸びていると思いますね。
佐藤:
キャラクターの動きを作るモーションって言語化が難しいですが、それを言葉にできる人が伸びるんですね。
佐久間(講師):
そうですね。言語化ができないと表現もできないんです。
たとえば、キャラクターが過ごしてきた生活や環境などの背景だったり、性別、性格の設定が言語化できないと動きに反映されません。
ですので、授業ではまず調べて文章にしてから、課題に入るようにしていただいています。
佐藤:
インプットも大事ですが、アウトプットも大事だということですね。では、鈴木先生はどうですか?
鈴木先生※以下、鈴木(講師):
佐久間先生がおっしゃったように、コミュニケーションが好きで、人といっぱいやり取りできて、
自分が持っているものを惜しげもなく人に伝えられる人が伸びますね。そのような人が周りに1人でもいると、みんなもレベルアップすることが結構あります。
竹沢(講師):
僕も同じ意見です。 佐久間先生がおっしゃっていた「言語化」ができる人って、自分の中に落としこんで理解しています。
鈴木先生の言う、人に教えることでアウトプットし、コミュニケーションを図ることで別の情報も仕入れられるので成長が早いです。
最近、僕は受講生に「ギブギブギブギブ…&テイク」くらいの気持ちでやっていこうと教えています!!
一同:(笑)
佐藤:
竹沢さんの場合、受講生の頃から運営側に回る勢いで、書類をまとめて「ギブギブギブギブ…」してくれてましたもんね!
竹沢(講師):
はい!勝手に講義内容をまとめた資料を作って、鬱陶しいくらい先生方に送りつけてましたからね(笑)
佐藤:
今お話ししていただいたコミュニケーションって、しゃべりが上手いとかそういう話ではなくて、アウトプットなどで努力できる人だということですね。
では、受講生側は成長するために何を意識しましたか?
中村さん(卒業生)※以下、中村(卒業生):
僕が意識していたことは、「スケジュール管理」ですね。アカデミーのオリエンテーションで、講師の方から「時間の貯金をしなさい」と言われていました。
時間の貯金っていうのは、自分の自由な時間を学びに割いて、経験という貯金をするという意味です。
僕は確かにそうだなと心に響き、ずっと意識して無駄な時間がないようにしてきました。
佐藤:
スケジュール管理って、プロに成り立ての一番最初にぶち当たる壁ですからね。それができるのは強みですよ。
夜間コースは、時間管理がかなりシビアになってきますが、スケジュール管理は重要だったのでしょうか?
中條(卒業生):
そうですね。私は1日のスケジュールをエクセルに打ち込み、ノルマを作ってやっていました。
昼間はお仕事で、夜に受講していましたから、時間に限りがありました。
カリキュラムに遅れないようにしつつ、完成度をあげて良い作品に仕上げるかを常に意識していましたね。
佐藤:
時間がないので、効率化のために細かくスケジュールを組まれていたってことですね!
佐藤:
就職活動はどのように進めていたのでしょうか?
中村(卒業生):
僕は家庭用ゲームに関わっていきたいと思っていたので、就職サポートをしてくれるエージェントさんに希望をお伝えして
選考を受ける企業を選んでもらいました。
佐藤:
その希望は反映されましたか?
中村(卒業生):
そうですね!今、入社してやっているのも自分の希望通りでした。
佐藤:
希望の会社に就職できたのは、それほどの力があったということですね。
完全無料という点で、「ブラック企業に押し込まれるのではないか?」とよく質問されますが、そうではないということです。
中條(卒業生):
そうですね。私の場合ですが、受講中に先生との面談で、自分が希望する会社のイメージが明確になりました。
就活が始まったタイミングで担当のエージェントさんにお話をしたところ、私にマッチする会社を紹介していただき、対面にて就職が決まりました。
佐藤:
割とスムーズに就職できたんですね。企業へ見せるポートフォリオは何を意識して作りましたか?
中條(卒業生):
「もし自分が採用側だったらどんなところを見るのか?」を意識して作りました。
最初は作品の見た目にこだわりすぎて、肝心の内容が薄っぺらくなっているのに気づきませんでした。
先生から「企業さんがどういった観点で作品を見ているのか、一度考えてみて!」と言われ作り直したのを鮮明に覚えています。
佐藤:
ポートフォリオって見た目が大事なのかと思いますもんね。
中村(卒業生):
つい最近ですが、いまの会社の人から「アカデミーの卒業生はポートフォリオが見やすい」と言っていただけました。
一枚絵を載せただけのカタログのようなポートフォリオが多く、「これを見て実力を判断してください」という方が非常に多いようです。
こういうポートフォリオは、とても評価しづらいと言っていました(笑)
鈴木(講師):
ポートフォリオは、相手が見やすいように意識して作るのが重要なポイントですね。作品を載せたのせただけのポートフォリオでは説明が足りません。
たとえば、作品を見せられて、「これでわかってよ!」という受講生がいますが、
「こだわった部分とかちゃんと説明しないと相手に伝わらないからね!」とアドバイスしています。
永並(卒業生):
自分が感じたり思ったりしたものが、相手も同じように感じているとは限りません。
アカデミーでは他の人と意見交換ができるので、自分にはなかったスキルが身に付き、活かせられます。
同じ目標の人と共に切磋琢磨しながら勉強ができる環境ですので、本気でクリエイターになりたい方本気の方にとてもオススメだと思います。
池田(卒業生):
私たちのような業界未経験者でも、本気ならばプロになれます!悩まれている方は、一回チャレンジをしてみてはいかがでしょうか?
勇気を出して一歩踏み出してみましょう。
応募を検討されている方は、「ゲーム業界で自分は何を成し遂げたいのか?」、「どういったものでユーザーさんの心に刺さるものを与えたいのか?」などをしっかりと考えてみてください。
本気でこの業界を目指し、就職を見据えてプロとして活躍したいという方のお力になれると思っております。
アカデミーでは授業料完全無料で、就業後に活かせる実践形式の授業を行っております。
気になる方や少しでも興味がある方は、 こちらから随時説明会を開催しておりますので、ぜひ参加してみてください。
文:小川翔太
画像キャプション:アカデミー運営