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クリーク・アンド・リバー社(C&R社)が運営するC&R Creative Academy(以下、アカデミー)責任者佐藤が、卒業生にインタビューして、本音で語ってもらうシリーズ。
授業料完全無料で即戦力クリエイターを育成するアカデミーを運営しているC&R社ですが、下記のような方々からたくさんのメッセージが寄せられています。
・クリエイティブな業界に転職したいけど、踏み出せない社会人の方
・全く違う分野の大学に通っていて、卒業してからアカデミーに行こうと思っている方
・30歳を前にして新しい業界にチャレンジしようと考えているが迷っている方
これまでの卒業生も同じ悩みを抱えてアカデミーに飛び込み、スキルを磨いてきました。
インタビューを通して卒業生の経験を共有し、今迷っている方が「人生を、いま、変える」一歩を踏み出すきっかけに繋げていきたいと思います。
今回は現在3DCGデザイナーとして就業中のアカデミー卒業生、三澤さんと渡部さんの2名と語り合いました。
[インタビュアー]
C&R Creative Academy責任者:佐藤浩平
[インタビュイー]
3DCG背景モデルコース卒業生:三澤さん(2022年7月卒業)
3DCGキャラクターモデルコース卒業生:渡部さん(2022年6月卒業)
目次
佐藤(C&R Creative Academy責任者)※以下、佐藤:
アカデミーを卒業されて「クリエイターになる」という夢を叶えた三澤さんと渡部さんから、
これからクリエイティブ業界を目指す人たちに向けて何を伝えたいですか?
渡部さん(卒業生)※以下、渡部:
そうですね。私は大学を卒業してからアカデミーに入校しました。私は今28歳ですが、アカデミーの中では全然若い方でした!私たちよりも上の年齢の人もたくさん在学していました。
なので(年齢など)やらない理由を探すのは勿体ないと思います。
私はこの5~6年間、他の仕事をしてモヤモヤしながら生きていましたが、(クリエイターになることを)諦めたくない想いがあったので、アカデミーへの入学という行動ができたと思います。後悔したくありませんでした。
三澤さん(卒業生)※以下、三澤:
私もそう思います。やらないで後悔するよりも、やって後悔した方がいいですね。
佐藤:
そもそも、お2人はなぜゲーム業界を目指したのですか?きっかけや入校までの経緯を教えてください。
三澤:
私の前職は営業職でした。コロナ禍の真っ最中でしたので、担当していたお客さんが次々とコロナに感染していき、営業する時間が減りました。自ずと残業も減り、自分の時間が増えたんです。
ちょうど、何かを始めようと思ったタイミングであったので、たまたまSNSで3DCGの映像作品が流れてきたのがきっかけで、独学で3DCGの製作制作を始めてみました。
半年~1年が経っていない頃に、SNSで声かけられ「仕事してみませんか?」と依頼がくるようになりました。
とても嬉しくて、本職にしたいと思ったのですが、仕事としては未経験でしたので、「CG WORLD JAM(CGワールドジャム)」の金曜日の最後に行われている就職相談会に参加してみました。
その相談会で「業界未経験だと、プロジェクトマネージャーだとしても採用しづらい」といわれたので諦めそうになりましたが、やらない理由を見つけて諦めるのが気に入らず、ここで諦めてしまうのがダサいと感じました。
とりあえず有名な専門学校に入ろうと考えて、有名校の資料を取り寄せたりしていた頃に、たまたまTwitter広告に、クリエイティブアカデミーが流れてきたのです。
クリエイティブアカデミーの最初の印象は、無料という点に「なんか怪しい」と先入観を感じていたのですが、広告で流れていた先輩たちの作品に、心に刺さるものがあったのです。
「物は試しだ」と思い、オリエンテーションに応募しました。
佐藤:
SNSで3DCGの制作をやってみようと思ったのは、もともと3DCG、MAYA、Blenderなどに興味があったからでしょうか?
三澤:
いえ、そうではありませんでした。ただキレイなものが好きだったので、美しいものを作りたいとは思っていました。
とはいえ、美術大学卒業でもないので、美術に関する技術は全く持っていませんでした。
で、クリエイティブアカデミーを知ったときは、『無料』というところが怪しいと思っていましたが(笑)
佐藤:
ありがとうございます。渡部さんはいかがでしょうか?アカデミー入校のきっかけや経緯を教えてください。
渡部:
小さい頃からゲーム開発に憧れていたので、大手のゲーム開発者のインタビューやコラムを読み漁っていました。
あと絵を描くことが好きだったため、クリエイティブ業界に憧れを持っていたのですが、美術大学や専門学校を卒業した優秀な人材じゃないと入れないと思い込んでいて、ハードルが高いと感じて諦めていました。
大学に通っていた頃にクリエイティブ業界の仕事に応募しようとしたのですが、ポートフォリオが必要でした。もちろん作品なんてありませんので、普通に就職しました。
それでも夢を諦めきれず、独学で絵の勉強していたときに、個人制作でプロ並みのクオリティの3DCG作品を作っている人がいると知ったのです。
このレベルの作品をポートフォリオとして持っていれば、クリエイティブ業界に再挑戦できるのではないかと思いました。
(独学で)何体かキャラクターを作成して「これは仕事にしていけそう」と思ったタイミングで、
アカデミーの存在を知ったので入ってみようと思いました。
佐藤:
「アカデミーが美術大学とか専門学校の代わりになるのか?」「本当に業界に通じているのか?」などが多くの人にとっては不安要素かと思いますが、その視点ではどうでしょうか?
渡部:
私はアニメ私塾(オンラインで絵を学ぶところ)で、実際に業界で働くプロのクリエイターの方から
「本気でやるならクリエイティブアカデミー」とおすすめされました。
アカデミーとは関係ないプロのクリエイターからおすすめされた時点で、業界内で通じている機関といえると思います。
佐藤:
クリエイティブの業界についてですが、定説として「選ばれた人じゃないと入れないのではないか?」という声を聞きますが、渡部さんもそう思っていましたか?
渡部:
はい。美術大学卒じゃないと受からないとか、専門学校でも大抵の人が脱落するとか、上位数名しか入れないとか、ネットの情報を見て諦めていましたね。
当時は周りに美術大学や専門学校へ行く人がいなかったので、周りに流されて普通の大学に進学しました。
美術大学は学費が高額で合格率も低く、浪人できそうにもなかったので、家族と相談して諦めました。
佐藤:
アカデミーで過ごした半年間はどうでしたか?長く感じましたか?短く感じましたか?
三澤:
半年間は一瞬でした。楽しかったです。受講生同士がオンラインで繋がっているので、色んな意見を聞きながら制作できました。
知らない知識や技術の情報が入ってくるので、大抵のことが(アカデミー内で)解決しました。
渡部:
そうそう。私も一瞬だったと感じます。受講生同士で雑談しながら、いろんなことを相談できる環境が整っていたので良かったです。
95%は雑談だった気がしますが(笑)、その雑談の中でも学びがあったのでよかったです。
佐藤:
アカデミーに向いている人、向いていない人はどんな人だと思いますか?
渡部:
「1から10まで全部を教えてもらおう!」スタンスの人はかなり辛いと思います。
何事も下調べがないと、転がっている情報を上手く拾えなくなるので、事前に調べられた人が本当に重要な情報を拾い上げられて、伸びていくのではないかと思います。
未経験とはいえ受け身になるのではなく「プロから吸収できるところを自分から探しだして吸収してやろう!」のような意識の人です。
よって、趣味の延長だと考えている人の方が知的好奇心が高いので、アカデミーを続けられる確率が高い気がします。
三澤:
実際、モノを作っていて楽しいと感じているなら頑張れると思います。
あとは、コミュニケーションが取れる人でしたら、半年間での吸収速度はかなり速くなるので、より多くのことを学んで卒業できるでしょう。
コミュニケーションが苦手という人が向かないというわけではありませんが、仕事をしていく上で、より良い作品を仕上げるとなると、情報の交換が重要です。
モノづくりにはコミュニケーションが重要だという、意識が持てる人はアカデミーというか、この業界に向いていると思います。
佐藤:
アカデミーの在学中に、クリエイターとして成長できたポイントとは何だと思いますか?
渡部:
1つの制作物に対して、じっくりと観察と調査ができるようになったことです。
最初に資料を集めておかないと基礎ができないので、後々の制作に響いてくるのです。
準備する資料は、課題が増えるにつれてたくさん必要ですので、制作にかける準備期間はかなり長めにとっていました。
1つ目の課題を終えて、次の課題に進むと、1つ目にできなかったことを2つ目の課題で意識するので、自らテーマを立てて課題として設定します。
自分で課題を見つける力と解決する力が身についたと思います。
佐藤:
過去に私がアカデミーにて、先生が受講生へフィードバックしているところに同席したときのエピソードを思い出しました。
先生が受講生に「君は本当にこのキャラクターを愛しているのかい?」って聞いていました。
それって「本当にちゃんと調べていますか?このキャラクターはこんなモデルでいいのかい?」って意図だったんですが、改めて下調べって重要なんだなって思いました。
三澤:
私も一緒ですね。アカデミーに入る前の私は制作する際に、2~3枚の絵だけを参考にしてモデリングを始めていました。
一方、背景を作るのって、かなりのアセット(素材や部品)数を作らなければならないので、アセット1つ1つの理解を深めていくのが大変でした。最も大切なのは資料を集める段階だと学びました。
あと、成長できたと感じるのは長期間の制作体験ができたことですね。
1つの作品に対して、長期間集中して制作できたのは、かなり大きかったと思います。
独学のころは作品を1週間で作り上げることも多かったのですが、1か月かけて1つの作品を作り上げるのはなかなか経験できないと思います。
専門学校のような授業料が発生する機関じゃないとこんなにも期間をもらえないですから。
佐藤:
あと、クリエイターを目指そうと思っている人が気になっている事として、アカデミーでの就職支援なのですが、就職活動はどうでしたか?
三澤:
就職活動は私のペースに合わせていただきました。
就職活動が始まるタイミングで希望する企業の優先度をつけて、20社くらいをリストアップしました。
それをエージェントにお渡しして、どのタイミングで選考を受けていくのか打ち合わせしていきます。
その後の選考スケジュールはエージェントに管理してもらえるので、ストレスを感じず就活できました。連絡が早かったことが何よりも嬉しかったです。
渡部:
そうですね!私もエージェントにメールを送ったら、1分くらいでレスポンスが来ました。
佐藤:
面接練習や企業情報の提供など、その他のサポートについてはどうでしたか?
三澤:
事前に企業情報はいただいていました。
過去に選考をした人が企業から受けたフィードバックや、どういった面接だったのかを教えていただけました。
ただ私は面接に自信があったので受けていませんでしたが、不安な人は面接対策もサポートしてもらえます。
渡部:
私は最初から行きたい企業があったので、まずはその1社から応募をお願いしました。
ただ結果が返ってこなかったので、エージェントから「このままでは進まないため、何社か送りましょうか?」という提案をいただきました。
追加で応募したいくつかの企業から返事があって、とてもありがたいと思いました。
エージェントから提案していただいた企業というのは、私が希望を出した企業に(諸々の要件が)近い企業でした。
結果的に、志望していたところから声が掛かったので、そちらに就職しましたが、自分に合いそうな企業を提案してくれるので
「転職のプロとしての目線や考え方で選んでくれる」というのが良かったです。
本当にレスポンスが早かったです。定期的に連絡してくださっていたので不安はありませんでした。
三澤:
ほぼ毎日、連絡がありましたからね。選考状況についても、エージェントが企業側に聞いてくださっていました。
佐藤:
アカデミー卒業後にもスムーズに企業が見つかって良かったです。本日はありがとうございました!
インタビューにもあったとおり、クリエイティブアカデミーは業界関係者の方々から、ありがたいことにお墨付きをいただいています。
インタビューを受けてくださった三澤さんと渡部さんは、全く別の業界からアカデミーを経て転職し、クリエイターになられた方です。
お2人は、学歴や年齢にも左右されることなく夢を実現されていますし、未経験からクリエイティブの業界に入ることができ、
プロとして活躍できるということを挑戦と経験で証明しています。
クリエイティブアカデミーでは随時説明会も実施していますので、迷っていることがあれば1度お話を聞きにきてください。
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文:小川翔太