C&R Creative Academy

たった3年で未経験からリーダーに!秘訣は「他人が嫌がる仕事をやる」

クリーク・アンド・リバー社(C&R社)が運営するC&R Creative Academy(以下、アカデミー)責任者佐藤が、卒業生にインタビューして、本音で語ってもらうシリーズ。

「ゲーム業界に入りたいけど今さら転職できない」そう思っている方も少なくないのではないでしょうか。
今回はゲーム業界未経験から就業し、瞬く間にリーダーとなり大活躍しているクリエイターを紹介します。

アカデミー卒業生の中島さんは、就職先から「どんな仕事も率先してやる姿勢」が評価されています。
今回のインタビューでは、業界未経験からゲーム制作現場のリーダーになるという、大成功のプロセスを教えてもらいました。


[インタビュアー]
C&R Creative Academy責任者:佐藤浩平

[インタビュイー]
3DCGキャラクターモデルコース卒業生:中島さん(2019年卒業)


他人が嫌がりそうな仕事をやる


佐藤(C&R Creative Academy責任者)※以下、佐藤:
早速なんですが、就職先の担当さんから聞いたお話によると、中島さんは大活躍しているそうですね!
「他の人が嫌がりそうな仕事を率先してやっているそうで、すごく助かっています」と仰ってましたよ。
今やっている仕事に加えて、別の仕事に一番早く手を上げているのが、中島さんだと伺っています。
中島さんのような卒業生の活躍によって、アカデミーの評判が高まっているので嬉しい限りです。

中島さん(卒業生) ※以下、中島:
ありがとうございます。私も嬉しい限りです。

佐藤:
就職して3年が経過しましたが、今の業務は主にどんなことをされていますか?

中島:
キャラクターモデルのチームリーダーを引き継いだので、リーダー業務をしています。
最近は監修業務を担当していて、キャラクターの質を上げる仕事をしています。

佐藤:
えっ!マジで(笑)未経験から入校して、わずか3年目でリーダーやっているって、すごいですね!
中島さんは、転職されたのが当時24歳でしたので、新卒よりも3~4年遅れて入社したことになります。
意識してやっていたことは何でしょうか?

中島:
入社して1年目は、必死に目の前のことに取り組んでいました。
アカデミー卒業生といっても未経験ですので、現場ではアカデミーで学んだ以上の知識や技術が要求されます。
ですから、ひたすら先輩や所長からフィードバックをもらって、自分のスキルを高めることに集中していましたね。

2年目からは心理的にも余裕ができ、自分の興味があることを調べていました。
業務だけでは知識が足りないので、積極的に自分の時間を使って勉強していました。

知識が増えるといろんな仕事に興味が持てますから、力試しのためにチャレンジしていった結果なのだと思います。
例えば、社内で使われているMayaの言語のツール「MEL(メル)」があるのですが、
個人的には使いづらかったので、自らツールを追加してました。

佐藤:
その考え方なら成長できますし、自発的に動いているのでリーダー候補にもなるのも納得です!
ゲーム業界を目指そうと思ったきっかけはなんですか?

中島:
中学生の頃からゲームを作りたいと思っていました。
ゲーム業界を本格的に目指し始めたのは、転職しようと考えたときの候補としてゲーム業界がありました。

高校生の頃はプログラマーになりたくて、システム系の資格が取得できる学校に入学しましたが、
その学校は簿記会計に力を入れているカリキュラムでした。
そのまま、税理士を目指す専門学校へ進学し、会計系に就職しようとしていました。
ですので、高校生から社会人になるまでは、趣味の一環で絵を描いたり、Live2Dでゲーム制作していました。

就職活動の時期に、会計士の求人募集でシステム会社の人が学校に訪問していました。
私はチャンスだと思い、プログラマーとして採用してもらえるように直談判して、プログラマーになったのです。
そして、転職を機に「ゲーム業界に入るならこのタイミングしかない!」と思ったのがきっかけですね。

佐藤:
中学生からの夢が今、実現できているってことですね。
ゲーム業界に入ろうと思ったのは、昔からゲーム制作に興味があったので、転職するタイミングでチャレンジしてみよう!くらいの感じですか?

中島:
はい、そうです。実は、ゲームをたくさんするタイプではなくて、パソコンを触るのが好きだったのと、モノづくりしたいという気持ちがゲーム作りに変わりました。

佐藤:
アカデミーに入校して3Dデザインを選択した経緯はなんですか?

中島:
2つ理由がありまして、1つ目は趣味でイラストを描いていたとはいえ、いきなり2Dで仕事ができるはずがないと思い、技術を身につけるために選択しました。
2つ目は、私は美少女系のキャラクターが好きでしたから、クリエイティブに関われるって意味で、3Dキャラクターを作ってみたいという興味で決めました。

佐藤:
市場やニーズを考えた戦略的な行動と、自分が好きなことを仕事にしたいと考えた結果が3Dだったということですね。

最初の仕事は「正直ヒヤヒヤしていた」

佐藤:
もし可能でしたら、過去にリリースした実績をぜひ聞かせてください!

中島:
『IDOLY PRIDE』(アイドリープライド)というプロジェクトに大きく関わりました。
20体以上のキャラクターそれぞれに40個以上の表情があり、これらを2か月で作成しました。
ゲームの衣装にも関わっており、スカートの動きを表現する骨の部分をTA(テクニカルアーティスト)と
連携して提案から作成までしました。あとは自主的に社内用の便利ツールも作っています。

佐藤:
社内ツールまでも作っているとは、さすが前職プログラマーですね。ゲーム業界に就職して、驚いたことや感じたことはありますか?

中島:
私の作品がそのまま自社のゲームに実装されて、世の中にリリースされるので、楽しい反面ヒヤヒヤしながら仕事しています。
「自分たちが最後の防波堤だ」という感覚があります。(自分が作った)衣装が初めてリリースされたときは、嬉しさよりも恐怖心の方が勝っていました。

あとは、ゲームのリリース前イベントの生放送で、衣装をお披露目する機会があったのですが、
声優さんたちが私たちの作った衣装の周囲をぐるぐる回りながら、見回していじっていたときは緊張しました。

佐藤:
自信よりも責任感が勝っていたのですね。

中島:
そうなんです。今はお披露目会も楽しんでいます。
ゲーム制作は、ユーザーさんに感謝される仕事なので、自分にピッタリな仕事だと感じています。

「絶対就職する」というゴール

佐藤:
アカデミー入校後の印象はどうでしたか?

中島:
自分を含めて、みんなのやる気がすごく感じられました。
私の同期は、(ゲーム制作)初心者が多く在籍していましたから、仲間意識が強かったです。
お互いの作品をみて「自分ももっと技術を高めないと!」って気持ちで楽しみながら頑張っていました。「絶対就職する!」という明確なゴールがあったので頑張っていたのではないでしょうか。

あと当時は、先生から1対1でフィードバックして貰えていたので、忖度なしで意見がもらえるところですね。
自分は忖度なしの方が成長できると思っているので、「もっと厳しくして!」と自ら要望を出していましたね。

佐藤:
そうでしたね!(笑)アカデミー時代の学習で工夫していたことはありますか?

中島:
アカデミーにいる間は集中してやらざる得ない外的要因を作っていました。
3DCGに触れる環境を自宅に用意するのではなく「勉強はアカデミーにいる間にする」を徹底しました。
夜からは毎日バイトを入れてましたから、居残りもできない環境にしました。

佐藤:
スケジュールが埋まっていたからこそ、「ガッツリ集中ができた。」ということですね。結果的にそれは良い環境でしたか?

中島:
半々ですね。時間があればもっとできていたと思いますが、リミットがある中だからこそ、集中できていたと思いますね。

佐藤:
切磋琢磨できる仲間と、厳しくフィードバックしてくれる先生、そしてメリハリのある環境が成長できたポイントなんですね。

「チャンスは早いほど手に入りやすい」悩んでいるなら、まずは調べるところから!

佐藤:
ゲーム業界の学校って、最初に目に入るのが大手の学校だと思いますが、アカデミーを知ったきっかけはなんですか?

中島:
「仕事しながら、3DCGが学べるところ」を探していたときに見つけたのがアカデミーだったんです。
数年前から気になっていましたが、昔のアカデミーはオフライン授業でしたので、一旦は候補から外していました。改めて、転職しようと決意したタイミングで応募しました。

佐藤:
決断の決め手になったポイントは何でしょうか?

中島:
1番は「無料」だというのが大きかったですね。
「授業料が無料」の文言だけみると怪しそうですが、一般企業がやっているアカデミーなので不信感はありませんでした。
アカデミーの面接に行ったとき、講師の方の熱量や本気度から「ここにすべきだ!」と確信しました。

佐藤:
転職に挑戦してよかったですか?

中島:
はい!挑戦して最高によかったと感じています。

佐藤:
ゲーム業界に挑戦するかどうかや、アカデミーへ応募するかどうか、悩む人が多くいます。
今まで積んできたキャリアを捨てる恐怖心を拭い去り、転職に踏み切った先輩として、最後にメッセージをいただけますか?

中島:
本気でゲーム作りに関わりたいと思っているのでしたら、目指すべきだと思います。チャンスが到来する機会は若いときの方が多いです。
不安や恐怖心を抱いている人も、まだ本気でない人も、今から少しずつでもゲームに関するツールを調べてみてください。
普段から情報を集めている人は、自分の行動に自信が持て、やりたいことが明確になります。
チャンスがきたときに、自分の背中を押す材料になりますから、行動できるようになりますよ。

佐藤:
少しずつの積み重ねが大事ってことですね。アカデミーはおすすめできますか?

中島:
はい。忖度なしで、おすすめできます!
学費はかかりませんし、今は完全オンラインですから、時間が許すのであれば参加すべきだと思いますね。夜間なら、会社を辞めずに学べます。

佐藤:
本日はありがとうございました!
現在アカデミーは100人弱が在籍しており、年間卒業者数は160~170人ほどです。さらに拡大していきます。

取材後記:チャンスを逃す前に、挑戦は早いうちから!

今回インタビューをした卒業生の中島さんは、業界未経験から挑戦されたクリエイターです。
今ではリーダーを務めていて、成長のスピードに責任者の佐藤も驚きを隠せない様子でした。
中島さんのチャレンジ精神や考え方は、このインタビューを目にした方の参考になるところが沢山あるのではないでしょうか。見習うべきだと感じます。

最後に挙げたように、今後はアカデミーの受講生数を拡張していく予定です。
中島さんが語ってくれたように、夢を夢のままで終わらせるのではなく、まずはチャレンジしてみることに価値があります。
毎週説明会を実施しておりますので、クリエイティブアカデミーのWebサイト「受講申込はこちら」ボタンからぜひご応募ください!

文:小川翔太

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