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クリーク・アンド・リバー社(C&R社)が運営するC&R Creative Academy(以下、アカデミー)責任者佐藤が、卒業生にインタビューして、本音で語ってもらうシリーズ。
今回インタビューをしたのは、アカデミーの夜間3DCG背景モデルコースを受講した卒業生の松原さんです。当時、現役の大学生(建築系の学部)だった彼女は、大学に通いながら、アカデミーを受講していました。最終的に建築の業界に進まず、ゲーム業界を目指した彼女の背中を押したものはなんだったのでしょうか。
[インタビュアー]
C&R Creative Academy責任者:佐藤浩平
[インタビュイー]
夜間3DCG背景モデルコース卒業生:松原さん(2023年2月卒業)
目次
佐藤(C&R Creative Academy責任者)※以下、佐藤:
まずは、アカデミー卒業おめでとうございます!松原さんは、就業先の企業さんは決まっていらっしゃいますよね!
松原さん(卒業生)※以下、松原
はい!おかげさまで、ゲーム業界に入ることができました。今は入社前の準備期間ですが、これから頑張ります!
佐藤:
当時、アカデミーへ入校したのが大学4年生の5月でしたよね。周りが次々と就職していき、卒業までのカウントダウンもあったかと思います。それに対する焦りはありませんでしたか?
松原:
タイムリミットによる焦りは全くありませんでしたね。「私のフィールドは、アカデミーなんだから!」と、覚悟を決めていたので、気にしてませんでした!
佐藤:
肝が据わってますね。ゲーム業界に入るという目的を達成するためなら、プロセスは関係ないということですね。
松原:
アカデミーの制作に夢中になっていました。
佐藤:
大学の専攻が建築系だったと思うのですが、建築業界とゲーム業界の、どちらに就職するか迷いはありませんでしたか?
松原:
「どんな逆境であっても、将来の私が楽しんでいる方を選択する」ことにしていたので、迷いはありませんでした。建築業界とゲーム業界なら、絶対にゲーム業界の方が楽しいだろうと感じていたので!
佐藤:
心躍る方へ進むと決めていたわけですね。アカデミーの環境や講師について、どのような印象を受けましたか?
松原:
アカデミーの印象は、「やりたいことにチャレンジできる環境」でしたね。
入学した当初から自主的に動いて、技術やスキルを掴まなければと思っていたので、先生に相談して、同期の受講生と共に新しい企画に取り組んでいきました。とても成長できる環境でした。
佐藤:
アカデミー運営の大久保から「松原さんは積極的にコミュニケーションを図っていて、周りの生徒を引っ張っていた」と聞いています。それは、どのような意図で行動していたのでしょうか?
松原:
積極的に行動するようになったのは、過去、自分がリーダーではないときにつらい経験をしたからです。私は根っからのリーダー気質で、リーダーをやる機会が多くありました。ですが、リーダーじゃない経験をしたときに、メンバーの中で自分だけが上手くいかず、周りからもフォローしてもらえなかったので、置いてけぼりになりました。
アカデミーでも、そのときの私と同じ状況の子がいたので、サポートしてあげたいと思ったんです。意見交換できる場を作れば、自分のアウトプットにもなりますし、全体のクオリティーも上がると思っての行動です。
佐藤:
リーダーシップをとって全体最適を考えて行動していたんですね!素晴らしい。
佐藤:
本業の学業があって、アルバイトをしながらアカデミーでの課題制作の制作もあり、かなり生活がキツかったと思います。それでも、松原さんの作品のクオリティーは高く評価されていました。日々の生活の中で頑張っていたことはありますか?
松原:
「習慣化」と「スケジュール管理」ですね。スケジュール管理をして、隙間時間で作業をする習慣を身につけました。習慣化するまではかなり苦労しましたが、課題制作にかかる時間を把握して、ゴールまでを逆算し、期日までに完了するよう取り組みました。
佐藤:
なぜ、習慣化を意識し始めたのですか?
松原:
私がアカデミーに入校して間もない頃に、先輩から「習慣化が大事」だとアドバイスをいただきました。その先輩方は生活サイクルを徹底して、毎日制作に取り組んでいました。将来を見越して、私も先輩方の生活を見習い始めたのがきっかけです。
佐藤:
先輩たちはルーティーンが決まっていたんですね!とはいえ、心が折れたりやる気が出なかったりする時ってあると思います。その場合はどうしていたのでしょうか?
松原:
私の場合は、何も考えず、とにかく手を止めないように作業していました。そういう気力が全く起きないときは、寝てリフレッシュし、また作業をはじめてましたね。それでもダメな時は、「なぜゲーム業界を目指したのか」と初心に帰ってモチベーションを上げていました。
佐藤:
松原さんの作品が素晴らしいのは、大学の建築学が活かせていたのもあるかと思います。しかし、アカデミー期間がわずかであったにも関わらず、成長できたのは何か秘訣があるのでしょうか?
松原:
私はインターン気分でやっていました。働いているという意識を持って取り組んでいたので、実践的なトレーニングになっていたと思います。
佐藤:
仕事のような意識と学業の一貫でやるのと、どんな違いが生まれましたか?
松原:
仕事をこなすのは当たり前なので、自主性を持って挑めたのではないかと感じます。
反対に学業となると、「課題を出されたからやる、授業があるから受ける」というように、受け身になりがちで、成長できないと思いますね。
佐藤:
なるほど。その意識の違いで成長の差が出るのでしょうね。
佐藤:
ここから松原さんの人生を深掘りしていきたいと思います。建築業界も、つくるという観点ではクリエイティブなのですが、昔からクリエイティブなことが好きだったのでしょうか?
松原:
そうですね!幼い頃から絵を描くことや物作りが好きな子どもでした。昔から将来は、クリエイティブな職業に就きたいと思っていました。
佐藤:
それはいつ頃からですか?
松原:
私の両親が印刷のデザイナーをしていたので、小学生くらいから意識し始めたのかもしれませんね。
佐藤:
クリエイティブな環境で育ったのですね!松原さんは軸がしっかりしていて、良い意味で自己肯定感が高いと感じ取れます。幼い頃に、両親の教育が周りと違うなと感じたことがありますか?
松原:
ありがとうございます。やりたいことをやらせてもらえる家庭だったのと、両親は放任主義だったところですかね。そのためか、勉強は好きではなかったので、成績は悪かったんですよ。
佐藤:
アカデミーではリーダーシップも発揮できる優秀な受講生でしたので、とても意外ですね!
松原:
小中高を通して、勉強も部活もあんまり上手くなかったんですけど、リーダーシップとかクリエイティブなところが、自己肯定感に繋がったのだと思います。
佐藤:
建築系の大学に入ったのは、当時は建築物に興味があったのでしょうか?
松原:
そうですね。当時の私は建築系やデザイン系に興味がありました。生活環境学部が、アパレルやプロダクトデザイン、建築などと幅広くデザインを学べるということで選択しました。
佐藤:
なるほど。では、なぜゲーム業界を目指すようになったのでしょうか?
松原:
きっかけは大学4年生の頃、たまたまYouTubeで「サイバーパンク2077」の制作動画を見つけたんです。見た瞬間、私は電撃が走りました。
佐藤:
「サイバーパンク」シリーズは、人の人生を変えてしまう力があるのですね!松原さんのお話を聞くと、これまでの経験がすべてアカデミーで開花したような人生ですね!
松原:
私は、好きなことで底力を発揮するのだと実感しました。もし、ゲーム業界への一歩を迷っている人は、心の中の自分と正面から向き合ってみてください。
本気でゲーム業界に挑戦したいと思ったのなら、私のように思い切ってアカデミーへ挑戦するのもありだと、この記事をみている人に伝えたいです!
松原さんの言うように、アカデミーは情熱と本気で挑む気持ちがあれば、未経験でもチャレンジできる環境です。ゲーム業界に入るか迷っている方は、自分が今後どうしていくのが後悔しない選択なのか考えてみるのも良いかもしれません。
「自分の好きな方向に進んでいく」そんな彼女の姿に、お話を聞いているこちら側も勇気付けられましたね!
アカデミーでは授業料完全無料で、就業後に活かせる実践形式の授業を行っております。
気になる方や少しでも興味がある方は、こちらから随時説明会を開催しておりますので、ぜひ参加してみてください。
文:小川翔太
画像キャプション:アカデミー運営